大成しない日本のITサービス【完璧主義・責任分散・兵隊制度】

大成しない日本のITサービス【完璧主義・責任分散・兵隊制度】

IT分野の圧倒的な海外シェア

ぼくの身の回りだと、

  • スマホ:OSならApple、Google。本体ならASUS、ファーウェイ
  • 検索エンジン:Google、Microsoft
  • 連絡:LINE
  • SNS:Facebook、witter
  • ネット通販:Amazon、楽天

日本の会社は楽天くらいですね。

どうしてここまで日本のIT分野で成功と誰もが認めるサービスがないのか、 ぼくが考える理由は - 完成品を求める日本人の気質 - 承認文化による責任分散とスピード不足 - 教育制度と終身雇用による兵隊生産制度

です。 どれも身近で感じること、ないでしょうか。

完璧主義に固執する日本人の性質

畳めなかったエアリズム 全自動折り畳み機、事業解散へ https://business.nikkei.com/atcl/gen/19/00002/042500301/

パナソニック、大和ハウスなど、大企業からの資金調達もしましたが、 「ユニクロのエアリズムがたためない」という一点でパナソニックが発売に難色を示したのが理由ということです。

「私はひとまず発売すればいいと思うんですが……」。1年余り前、阪根社長は日経ビジネスの取材に応じ、そう漏らした。

完全に同意です。 製品でエアリズムが対応してないなら自分で畳めば済む話です。 エアリズムもいつまで市場に残るのかわかりませんので、初弾で対応する意味を感じません。 初弾の売上を第2弾の製品開発に投資して、畳める衣類を変化させるようにしていく方がコストが

結果、「とりあえず発売」をしなかったため、事業をたたむことになるという、とてももったいない結果となりました。 途中までの成果を別のスポンサーを見つけて再挑戦するかもしれませんが、 大企業の支援にはもう懲り懲りでしょうから、海外で再挑戦した方が少なくとも「とりあえず発売」まではできるのではないかと思います。

承認文化による責任の分散とスピード不足

会社だと、会議、稟議や承認というプロセスを経て、会社内の方針が決まっていくと思います。 学校では話し合いや多数決ですね。

所帯の大きさに比例して関係者・承認者、承認ステップが増えていきます。 これを目覚ましいスピードで新規サービスが台頭していくIT分野では致命的に「遅い」です。

会議と承認をしてい間に、所帯の小さい会社がサービスを立ち上げてしまうことになります。

「一人が鶴の一声で決めた」より「みんなで決めた」という社内プロセスと根回し、エビデンスに時間を取られ、 「さあ、いざ始めるぞ」となったときに、 - 似たようなサービスが生まれている - 市場に出遅れる

となります。

お笑いの世界だと「先に出す」スピード感はもっとシビアでしょう。 どんなに有名な芸人が後発で似たようなネタをやったとしても「パクリじゃん」で終わり。 「先に覚えてもらったもの勝ち」の世界です。

学校教育と終身雇用による指示待ちライン工

会社でも学校でもいわゆる「できる人」に共通している点は「自分で考えて行動して結果を出している」と思います。

逆に「できない人」に共通している点は - 言い訳上手 - 常に受け身、指示待ち と思います。 ただ、これはその人が悪いかというと「受け身」であることが処世術になってしまう、 「教育制度」「終身雇用」が人をそうさせていると思います。

「学校教育」「終身雇用」の問題点

  • 学校教育:課題や宿題は与えられるもの
  • 終身雇用:平穏に過ごすことで評価を得られる

生まれてから社会人になるまでにずっと続けていれば、 「与えられたことをこなし、平穏に過ごす。挑戦なんて必要ない」 という人間が大量にできてしまいます。

逆に「できる人」がやっていることは、 課題は自分で見つけるて、行動して(攻める)、結果を出す です。

アリババ社長のジャック・マーの言葉ですが、 「口先だけは大学教授なみ。 でも行動は、盲人以下。」 貧乏人マインドの人の共通点、だそうです。

挑戦してみた

ぼく自身、どうしても作りたいサービスがあったので、 「よし、作ろう」と思い立ち、小さいながらも自分でサービスを立ち上げてみました。 とても大変でした。 特に、

  • 目標を達成するという意志
  • 考えて必要なことを実行する行動力

を持ち続けることが、きついです。

想定外の自体になって挫けそうに投げ出したくなりました。 ただ、どうしても 「サービスを絶対に作り上げたい!」 という思いで問題をクリアしていき、サービスを公開することができました。 人生初です。

作ったサービス: オンライン・マークダウンエディタ「MarkDrive」( https://markdrive.xyz

いざプロジェクトを始めたとき、メンバーに必要なものは能力・技術はもちろんですが、 何より「目的と情熱のベクトルの向き先が同じ仲間」が必要と思います。

行動力が高い×小さい所帯=IT分野のスタートアップ成功

名だたる大企業よりもサービスから会社名を知ること、多くなっている気がします。

古くは「mixi」、ここ数年では「メルカリ」でしょうか。 どちらも会社設立してほぼ同時にサービスを世に出していますね。

大所帯でのスタートアップはどうしても 市場調査→企画→社内承認→開発→社内審査→リリース とリリースまでのステップがどうしても多くなります。

逆に小さい所帯だと、 企画(これがやりたい)→開発→(フィードバック・調整)→リリース と進めることができます。

スタートアップが成功して徐々に所帯も大きくなっていった点は2社とも共通しています。

メルカリも大所帯になってきて、自社サービスをベースに新たなビジネスを仕掛けています。

ただ、mixiは明らかに失速した感がありますね。メルカリの動向も引き続き、追ってみたいと思います。